一人旅をするなら、クレジットカード(クレカ)は持って行くべきです。
著者であるわたしは、これまで47都道府県や海外を巡り、年の半分を旅先で過ごしたこともあります。その経験から、わたしは「一人旅にクレカは必須アイテムである」といえるのです。
そんなわたしの経験を織り交ぜながら、この記事では以下の内容をまとめています。
- 一人旅にクレカを持って行くべき理由
- 「旅の達人」は、どのようなクレカを利用しているか
- わたしが利用している各クレカの入会理由
- 利用中の各クレカの「満足しているところ」と「残念に感じる点」
一人旅の予定のある人は、ぜひ参考にしてください。
一人旅にクレジットカードを持っていくべき4つの理由

自由気ままに楽しめる、それが一人旅の魅力です。
一人旅ならば、旅先を歩いていて少し気になる路地があれば、気軽に入って行けます。旅行中に行ってみたい場所が増えれば、誰に気兼ねする必要もなく、予定の変更も可能です。またパスポートがあれば、ふらりと海外に行くこともできるでしょう。
冒頭でも「一人旅にクレカは必須アイテムである」と述べましたが、ここではその4つの理由を紹介します。
理由1:多額の現金を持たなくてもよい
旅行中には、現金の盗難や紛失に注意しなければなりません。現金がなくなってしまえば、旅そのものが続けられなくなってしまう恐れがあるからです。とくに一人旅では盗難のリスクは高くなるうえ、現金がなくなったからといって、お金を借してくれる同行者もいません。
このため一人旅では、なるべく多額の現金は持ち歩かない方がよいでしょう。
クレカがあれば、旅行中に持ち歩く現金は必要最低限に抑えられます。クレカならば、仮に盗難や紛失にあっても大丈夫です。カード会社に報告すれば、第三者がクレカを利用できないようにしたうえで、カードの再発行をしてくれます。万一クレカが不正利用された場合でも、その費用はカード会社の保険が支払ってくれます。
クレカがあれば、多額の現金を持つこともなく、気ままな一人旅が楽しめるでしょう。
理由2:海外のホテルではデポジットが求められる
「一人旅では多額の現金は持ち歩くべきではない」と前述しましたが、それゆえにデポジットに備えてクレカを用意しておきましょう。
デポジットとは、宿泊代以外の費用の未払いを防ぐために、ホテル側から宿泊客に求められる保証金のことです。

具体的には,以下の保証料が、デポジットの対象になります。
・ホテル内レストランの食事代
・室内に備え付けられている飲み物やお菓子の料金
・映画などの室内での視聴料、など
このデポジットは、事前に宿泊料金を支払っていても必要になります。1泊あたり100〜500ドルほどの金額が求められることが一般的ですが、高級ホテルになれば、これ以上の金額をデポジットとして求められることもあるでしょう。さらに長期滞在することになれば、宿泊するホテルから多額の金額がデポジットとして求められます。
このデポジットは、ホテル内での追加費用が発生しなければ、チェックアウトの際に返金されます。しかし返金されるまでは、デポジットを支払ったために少なくなった手元の現金で、旅行期間を、やりくりしなければなりません。
このときクレカがあれば現金で支払う必要もなく、グループ旅行の場合には、代表者のクレカで全員分のデポジットを仮払いすることも可能です。
このようなことができない一人旅では、ホテルからのデポジットの要求に備えて、自分でクレカを持って行きましょう。
理由3:レンタカーが利用しやすい
レンタカーを利用すれば、一人旅での行動範囲も広がります。行きたい場所が泊っているホテルから離れていても、車があれば気にする必要はありません。
しかし国内のレンタカー会社では「レンタカーの利用料金の支払い方法は、原則クレジットカードのみ」としていることが少なくありません。なかには、クレカ以外の支払いを受け付けない店舗もあります。同行者がいれば立て替えてもらえることもできますが、一人旅ならばクレカを持って行きましょう。
クレカによっては、レンタカーや給油の料金が割引価格で利用できるカードもあるため、費用も節約できます。



海外ではレンタカー料金の支払いは、一般的にクレカのみとされています。店舗の窓口でクレカを提示しなければ、レンタカーが利用できないこともあるので、注意しましょう。
理由4:ストレスなく飛行機に搭乗できる
一人旅で飛行機を利用する場合も、クレカがあれば快適です。
事前にクレカで支払いを済ませておけば、オンライン・チェックインが利用できる航空会社もあります。オンライン・チェックインとは、自分のスマートフォンで事前にチェックインの手続きが行え、その際に搭乗券が受け取れるサービスです。このサービスを使えば出発当日にチェックインカウンターに並ぶ必要がないため、空港内が混雑しているときでも、ストレスを感じることは少ないでしょう。とくに窓口で預ける手荷物がない場合は、オンライン・チェックインの便利さを痛感するはずです。空港に到着後そのまま保安検査場に行き、そこを通過すれば、そのまま飛行機に搭乗できるのですから。
さらに旅行に行く際には自宅から空港まで、旅から戻るときは空港から自宅まで、荷物を宅配してくれるサービスが備わっているクレカもあります。
身軽な一人旅を楽しみたい人には、これらは最適なサービスといえるでしょう。
さらにゴールドカードやプラチナカードならば、飛行機の搭乗時間が遅れても、ゆっくり空港ラウンジで過ごすことも可能です。このラウンジでは、パソコンやスマートフォンでのWi-Fi通信や充電、無料ドリンクバーも利用できます。また空港ラウンジは、目的地の空港に到着した後でも利用が可能です。飛行機を降りて、空港から市街地に向かうバスを待っている時間も、のんびりラウンジで過ごせます。



ほとんどのカードでは同伴者のラウンジ利用は有料になりますが、一人旅なら、そのような気を使う必要はありませんよね。
【一人旅向けクレジットカード】著者が利用しているカードと入会理由を大公開


現在わたしは、以下のクレカを利用しています。
- イオンゴールドカードセレクト
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
クレカの利用をはじめてから30年以上も経ちますが、生活や旅のスタイルの変化によって、過去には解約したクレカもあります。
ここでは、現在利用中のクレカに入会した理由をそれぞれ説明します。
クレカを申し込む際には、みなさんご自身で入会理由を明確にして、クレカ選びをしなければなりません。その理由を考えるうえで、ここで述べるわたしのケースも参考にしてください。
キャッシュカードもクレジットカードも、これ1枚「イオンゴールドカードセレクト」


このクレカは、わたしが現在所有しているカードのなかで、最も長く使っているカードです。
カードの年会費は掛かりませんが、以下の入会条件のいずれかを満たさなければ、入会はできません。
- イオンカードセレクト(一般カード)を持ち、年間50万円以上のカード利用をする
- イオン銀行で住宅ローンの契約をする
上記2で入会すれば住宅ローンが完済されるまで、イオングループでのショッピングの代金が常に5%OFF、毎月20・30日では10%OFFになるメリットもあります。
わたしの場合は、住宅ローンをイオン銀行に変更した際に、このカードを手にしました。このクレカはイオン銀行のキャッシュカードと一体化しているため、現金が必要な場合には、自分の口座から現金を引き出すことも可能です。つまりこのカード1枚でクレカとしてもキャッシュカードとしても使えるため、長期間の出張には、このカードを持って行くようにしました。



またイオンカードがあれば、Webサイト「イオンコンパストラベルモール」を使って、おトクにレンタカーが利用できますよ。
このサイトでは全国の主要なレンタカー会社を一括で比較・検索でき、 車種や料金、出発・返却場所などで、自分の希望にあったレンタカーを予約することが可能です。
さらにイオンカードで決済すれば、割引料金でレンタカーが利用できるだけではなく、利用額200円ごとにWAON POINTが1ポイント付与されます。
還元率も高く、空港ラウンジも利用できる「三井住友カード ゴールド(NL)」


現在利用している4枚のクレカのなかで、2番目に長く利用しているカードが、このクレカです。
三井住友カードでは、21歳のときに一般カードを作って以来、そのクレカを長年利用していました。あるときから飛行機で日本各地を出張することが増えましたが、イオンゴールドカードセレクトでは、国内空港の一部のラウンジしか利用できません。
※イオンゴールドカードセレクトで利用可能なラウンジがある空港:羽田、成田、新千歳、伊丹、福岡、那覇
さらに出張が多くなったため、それまで利用していた三井住友カードの一般カードを、三井住友カード ゴールド(NL)にアップグレードしました。このカードならば、国内34の空港と米国ハワイの空港のラウンジが利用できるからです。
※出典:三井住友カード「空港ラウンジサービス」
三井住友カード ゴールド(NL)にアップグレードすることによって、利用できる空港ラウンジが増えたため、これまで以上に搭乗までの時間をラウンジで仕事の準備や整理ができるようにもなりました。
カードの年会費には5,500円掛りますが、年間利用額が100万円を超えれば、翌年から会費は永年無料になります。普段使いや旅行の費用のほか、毎月の電気・ガスなどの公共料金や携帯電話料金をこのカードで支払えば、100万円は高いハードルではありません。現在では年会費無料で、このクレカを利用しています。
サービスが充実しているビジネスカード「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」


諸事情で会社員をやめて、フリーランスでの活動を始めました。会社員と違って自分で仕事と時間がコントロールできるため、フリーランスになったら時間を作って、これまでよりも多く海外旅行に行こうとも考えました。
一方で、このとき以下の3つの課題も生まれたのです。
- 課題1:
フリーランスには毎年確定申告をする必要があり、経費処理の作業負担が発生する - 課題2:
その時点で持っていたクレカでは、海外旅行の際にハワイ以外の海外空港ラウンジは利用できない - 課題3:
海外への航空券は高額なため、海外旅行に行くためには稼がなければならない
しかし上記の3つの課題は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードによって解決できるため、このクレカを申し込みました。
- 課題1の解決:
仕事上で使った経費データを、まとめて会計ソフトに取り込めるためデータ入力の手間が減らせ、確定申告の作業負荷」が大幅に削減 - 課題2の解決:
世界1,700箇所の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯されている - 課題3の解決:
このカード会員のみが加入できるSAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)に入会すれば、高還元率でJALマイルが受け取れ、貯まったマイルは航空券に交換できる
※例:
このクレカで81万円以上利用すれば、付与されたマイルで台北(台湾)までの航空券と交換できる。つまり月々67,500円以上のクレカ利用を1年間続ければ、片道分の航空運賃を支払うことなく、本場の台湾料理を食べに行ける。
上述した台湾に行くために「月々67,500円以上もクレカを利用することは簡単なことではない」と思う人も、多いかもしれません。しかし毎月支払っている以下の料金を、すべてクレカ払いにすれば、決して難しい金額ではないでしょう。
- 公共料金(電気代やガス・水道代など)
- 携帯電話料金やネット通信料
- 生命保険料や自動車保険料
- 家賃
- 各種サブスク料金、など
さらに、これらに加え初年度の年会費が無料であることから、このクレカに入会しました。
年会費が掛からない「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」


3番目に紹介したセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードではコンシェルジュサービスが利用できます。これは国内外の飛行機やホテル、各地の観光地やレストランを紹介し、予約までしてくれるサービスです。コンシェルジュ・スタッフに依頼すれば、スポーツやコンサートのチケットも手配してくれます。
しかしこのサービスをプライベートで利用しようとすると、大きな問題が生まれてしまうのです。
コンシェルジュサービスを利用して予約・支払いをすれば、ビジネスカードの明細のなかに経費とプライベートの支払いが混在してしまい、仕分けの手間が生まれてしまいます。
この問題は、個人カード(セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード)を発行することで解決しました。
セゾンカードでは、ビジネスカードのユーザーに個人カードも無料で発行してくれます。個人カードを発行すれば、ビジネスカードで支払う経費と分けて管理できるため、仕分けの手間は発生しません。
コンシェルジュサービスは個人カードにも備わっています。このためプライベートで行った旅先で困ったことがあっても、コンシェルジュ・スタッフからアドバイスがもらえるため、一人で旅するときにも強い味方になってくれるのです。
さらにビジネスカードでSAISON MILE CLUBに入会していれば、個人カードのために新たに入会しなくとも、高還元率でJALマイルが受け取れます。つまり経費だけではなくプライベートでの支払いに対しても、高還元率でマイルが付与されるのです。
このセゾンプラチナのビジネスカードと個人カードのおかげで、これまで以上に海外旅行へ行きやすくなりました。
【一人旅向けクレジットカードとして考える】現在利用しているカードの強みと弱み


前の章では、わたしが現在利用しているクレカと入会理由を説明してきました。
ここでは先に述べた各クレカの特徴のほか、それぞれのカードの強みと弱みを解説します。
読者のみなさんが持っているクレカを補ってくれ、自分の旅を、より良くするカードがあれば入会を検討してください。
「イオンカードセレクト」と「イオンゴールドカードセレクト」 それぞれのメリット
先述したようにイオンゴールドカードセレクト(ゴールドカード)には2種類の入会方法があります。その一つは、イオンカードセレクト(一般カード)を年間50万円以上利用したうえで、カードをアップグレードすることです。
この方法でゴールドカードを手にする人が多いため、ここでは一般カードを紹介したうえで、ゴールドカードの特徴を説明します。
一般カード(イオンカードセレクト)の特徴
このクレカには、以下のメリットが備わっています。
- クレカとキャッシュカード、そして電子マネーWAONカードの機能が1枚に収まっている
- 全国6,800台以上あるイオン銀行のATMを用いれば、24時間365日イオン銀行の口座から、手数料が掛からず現金が入出金できる
- イオンやウエルシアなどイオングループの対象店舗の利用で、WAON POINTが通常の2倍、毎月10日には5倍のポイントが付与される
※出典: イオンカード「いつでもWAON POINTが2倍になる対象店舗」 - 毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、5%割引の会員価格で買い物ができる
※「お客さま感謝デー」の対象店舗:
全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、サンデー、ザ・ビッグリスト
事前に準備をしていても、旅行中に必要になるものもあるでしょう。例えばホテルでの洗濯用の洗剤、衣類や化粧品などを、このクレカを使って最寄りの対象店舗で購入すれば、多くのWAON POINTが受け取れます。さらにそのポイントを使って、また必要なものがあれば、おトクに買い物ができるでしょう。
「イオンゴールドカードセレクト」の強み
このゴールドカードには、一般カードに備わるメリットに加えて、年間300万円までのショッピングセーフティ保険が付帯しています。この保険があれば、旅先でアクセサリーや時計などの高額商品を購入しても安心です。このカードを使って購入した商品が、偶発的事故による破損や盗難にあっても、この保険が費用を保障してくれます。
さらにこのゴールドカードのメリットとして、毎月20日・30日の「感謝デー」では、イオンモールにある専門店でも5%OFFで買い物ができます。
このクレカがあれば、旅先で必要になったものや土産物も安心して、そしておトクに購入できるでしょう。
ゴールドカード(イオンゴールドカードセレクト)の残念な点
このゴールドカードは、先に述べた条件を達成しなければカードは持てないことが、最も残念な点です。
クレカの利用で付与されるWAON POINTを、電子マネーWAONにすれば、利用範囲が広がります。LAWSONやファミリーマートなどのコンビニ、マクドナルドや吉野家などの飲食店などでも、電子マネーWAONで支払うことが可能です。しかしユニクロなどイオンモール内にある店舗であっても、WAON POINTや電子マネーWAONが利用できないことがあるので、注意しなければなりません。
買い物途中でもイオン内にあるイオンラウンジで休憩ができますが、カードの年間利用額が100万円以上なければ、このラウンジは利用できません。
還元率も高く、空港ラウンジも利用できる「三井住友カード ゴールド(NL)」
このクレカの長所
このクレカの最大の長所は、利用額に応じて付与されるVポイントの還元率の高さといえるでしょう。
三井住友カードでは、提携している他のサービスを利用することで、より多くのポイントが受け取れます。また家族のなかに、このカード会社のクレカを持っている人がいれば、さらに還元率は高くなるので想像以上にポイントが貯められるでしょう。
この三井住友カードのポイントプログラムでは、すべての条件を達成すると20%の高還元率でVポイントが得られるのです。
※出典:三井住友カード「Vポイントアッププログラム」



2025年5月での法令改正により、コンビニでも市販薬が購入可能になりました。このため旅先で体調を崩したときでも、対象のコンビニで市販薬が、このクレカを使っておトクに購入できますよ。
さらに年間利用額が100万円を超えれば、そのたびごとに1万ポイント受け取れるというボーナスもあるのです。
このように獲得したVポイントは、クレカの支払いにも利用できるため、旅費も抑えられるでしょう。
このクレカで不便を感じる点
このカードを発行している三井住友カードは、コールセンターに問い合わせをしたくても、他のクレカ以上に電話がつながりにくい印象を受けます。
Webサイト内にある「よくあるご質問」の説明、またはAIチャットで問題が解決する場合も少なくはありません。しかしオペレーターと直接会話が必要なときには、予約時間を登録して、折り返しの電話を待たなければならないときも多いように思います。カード会社のオペレーターへ問い合わせをしたくても、電話をした日のうちにできないこともあるため、急いでいるときには不便を感じてしまうでしょう。
2枚持ちできる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」と「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(ビジネスカード)のユーザーは、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(個人カード)も、無料で利用できます。これらのカードを2枚持ちすれば、ビジネスカードの年会費だけで、両方のカードのサービスが受けられるのです。
ビジネスカードは、フリーランスのような個人事業主でなくとも申し込みが可能なため、、会社員でも2枚持ちができます。
このためセゾンプラチナの個人カードとビジネスカードの両方を持った場合のメリットとデメリットを、ここでは解説します。
これらクレカのメリット
海外では日本と比べて医療費が高額になることが多いうえ、日本の健康保険証も使えません。このため海外旅行中に、病気やケガをしてしまうと大変です。しかし個人カードにもビジネスカードにも、充実した保障が備わっている旅行傷害保険が付帯しています。海外での病気やケガの場合には、それぞれ最大300万円までの治療費を保障してくれるので、心配する必要はないでしょう。
また海外旅行では、飛行機の欠航などによって、予定していた飛行機に搭乗できないこともあります。そのような場合でも、これらのクレカに付帯している保険では、宿泊費や食事代、予約していたツアーのキャンセル代も保障してくれるのです。
両カードの保険を同時に利用することはできませんが、プラチナカードならではの手厚い保障内容が備わっています。
これらクレカへの不満
いずれのクレカも年会費が、2025年6月に22,000円から33,000円に値上げされました。このため以前と比べて、少しコスパが悪くなってしまったといえるでしょう。
また個人カードとビジネスカードのデザインが、ほとんど同じであるため注意が必要です。両者のカードのデザインは、カード表面の右上の印字が違うだけ。個人カードでは「PLATINUM」、ビジネスカードでは「PLATINUM BUSINESS」と印字されています。わたし自身、経費をビジネスカードで支払おうとして、誤って個人カードで支払ってしまったことが何度かありました。このように個人カードとビジネスカードとを間違えてしまいやすいため、カードのデザインには不満があります。


一人旅にクレジットカードは必需品


この記事では、一人旅をする際に、クレカが提供してくれるメリットを紹介しました。さらに現在わたしが利用しているクレカ、そしてそれらが与えてくれる嬉しさや不満に感じる点も説明しました。
わたしが使っている各クレカの入会理由にも触れましたが、別記事に旅行に適したクレカの選び方をまとめています。クレカ選びに迷っている人は、こちらも参考にしてください。
それぞれのクレカには特徴があり、必ず長所もあれば残念に感じる点もあります。しかし複数のクレカを持つことで、各クレカが欠点を補い合うこともできるでしょう。
また「どのようなクレカの組み合わせにすべきか」は、旅のスタイルによって異なります。この記事を参考に、自分の旅のスタイルに最適な「クレカの組み合わせ」を持ちましょう。