わざわざ旅先で車を借りる必要はないのでは?
旅行を計画している人の中には、そのように感じている方も多いのではないでしょうか。
結論!レンタカーを借りれば、さらに自由で・快適で・割安な旅行が楽しめます。旅行メンバーのなかに運転できる人がいれば、絶対にレンタカーを利用しましょう。
この記事では、国内旅行でのレンタカーのメリットや注意点に加えて、公共交通機関では行けない「おすすめスポット」を紹介します。47都道府県を巡り、いまも2ヶ月に1度は旅をする「旅行の達人」である著者が、実際に足を運んで「すごい!」と思った場所です。
- 旅先でレンタカーを使う5つのメリット
- レンタカーでしか行けない「国内のおすすめの秘境6選」
- 旅行中にレンタカーを使う場合の4つの注意
旅行プランを考える際には、ぜひ参考にしてください。
自分だけの旅行プランが実現できる!レンタカーが持つ5つのメリット

旅行でレンタカーを使う最大のメリットは、時間と行き先を自分で決められる点です。電車やバスの時刻に合わせて急ぐ必要がなく、気になった景色や店にその場で立ち寄れます。疲れたときはいつでも車内でゆっくり休める点も、車があるからこその強みです。旅行メンバーが増えるほど交通費が割安になる場合もあるので、コスパのよい移動手段ともいえるでしょう。
メリット1:「自由」な旅行が満喫できる

レンタカーを借りている間は、時間を気にせず、自由な旅が楽しめます。
朝焼けを見るために夜明け前に出発したり、夜景の美しい場所でゆっくり過ごしたりできるのも長所のひとつです。公共交通機関では行きにくい場所や秘境の温泉も訪れやすいというメリットもあります。ツアー旅行のように他人のペースに合わせて動く必要もなく、レンタカーは気ままな旅におすすめです。
メリット2:荷物があっても「快適」な旅行が楽しめる

荷物が多い旅でも車に置いておけるため移動が楽になるうえ、目的地でも身軽に動けます。
旅先で釣りやスキーをする場合でも、一旦自宅からホテルに荷物を送り、その荷物をレンタカーに積んで行けば移動も楽になるはずです。さらに複数の観光地を巡るときに、最初の観光地でお土産を買ったら、1日中ずっとお土産を持ち続ける必要があります。しかしレンタカーがあれば、いつどのタイミングでお土産を買っても負担にならないので、一つ一つの観光地を思いっきり楽しめるでしょう。
メリット3:天気が急変しても「快適」に過ごせる

レンタカーがあれば、天気の変化を気にせず、旅行を楽しめます。
電車やバスを待っているときに、急な雨で体が濡れる心配もありません。さらに凍えるような雪の日も、レンタカーの車内では好きな音楽を流しながら雪景色が楽しめるので、移動時間も旅の思い出になるでしょう。
メリット4:旅費が抑えられ「割安」な旅行が楽しめる

レンタカー料金は高そうに見えますが、人数や旅行プランによっては割安になるケースも少なくありません。
さまざまな観光地を複数人で回る場合には、電車・バス代やタクシー代を都度払うよりも、車を1台借りたほうが移動費の総額は下がります。
たとえば九州の中央に位置する熊本を基点に九州各地を観光したとします。この場合に熊本から博多までの交通費を考えると、一人旅でなければ、下記の通りレンタカーのほうが割安になるのです。
- JR(新幹線:指定席):
22,560円=5640円/片道×2×2人 - レンタカー利用:
17,900円- レンタカー代(トヨタカローラ:24時間利用):10,120円
- ガソリン代:2,000円
- 高速道路料金:5,780円
さらに、空港やホテルとのセットプランを利用すれば、公共交通機関を使った場合との費用差は一層広がるでしょう。

レンタカーではなく、カーシェアリングではどうですか?



レンタカーと比べて、カーシェアリングは長時間利用するほど割高になる傾向がありますね。



旅行の場合は、カーシェアリングは向いてなさそうですね。



そうですね。それに地方にはカーシェアリング自体がないところも少なくないので、旅行の計画をする際には考えない方がよいでしょう。
メリット5:公共交通機関では行けない場所にも「自由」に行ける


レンタカーがあれば、旅先で行ける場所が一気に広がります。
駅から遠く離れた穴場スポットや秘境の温泉でも快適に訪れられるでしょう。目的地をカーナビにセットすれば、移動もスムーズです。
これぞメリット!レンタカーだからこそ行ける国内旅行先ベスト6


ここでは、著者が独自の主観で選んだ車でしか行けない「おすすめ国内旅行先ベスト6」を紹介します。
今回紹介する場所の近くを旅行する計画があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
第6位【東北】青森県キリストの里公園


この場所は「ゴルゴダの丘で処刑になったとされるイエス・キリストが、実は日本の青森県に逃れて、106歳の生涯を閉じた」という伝説にもとづく公園です。園内にはキリストと弟イスキリが眠るといわれている2つの墓標があります。当初は怪しい場所かとも思いましたが、実際に訪問してみると青森県が整備している静かな公園でした。この公園の近くには5万年前に建てられたといわれる「大石神ピラミッド」と呼ばれる場所もあります。
それぞれ真偽の程は定かではありませんが、都市伝説が好きな方には、おすすめのスポットです。


第5位【中国〜四国】しまなみ海道


ここは広島県と愛媛県を9本の橋でつなぐ西瀬戸自動車道という高速道路の別名です。しまなみ海道にはサービスエリアや複数のパーキングエリア、海道沿いの各島に降りられるインターチェンジも多数あるので、変わる景色を停車して楽しめます。
晴天の日に窓を全開にして運転すれば、心地よい瀬戸内の潮風も車内に流れ込んでくるでしょう。
- しまなみ海道の入口
- しまなみ海道沿線の観光スポット:
- 因島水軍城
- 本州方面から:因島北ICを降りて車で6分ほど
- 四国方面から:因島南ICを降りて車で8分ほど
- ドルフィンファームしまなみ(伯方島ICを降りて車で3分ほど)
- 因島水軍城


第4位【中国】山口県角島大橋


角島大橋とは日本海に浮かぶ角島(つのしま)と本州をつなぐ全長1,780mの橋です。橋周辺の海の色は、太陽光の加減により、エメラルドグリーンから紺碧色まで微妙に色合いが変化していきます。その海上をすべるように、角島へ真っすぐ伸びた橋をドライブすれば爽快な気分になるでしょう。
この橋は、2015年に世界的な旅行サイト「トリップアドバイザー」の「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」で第1位に選ばれたうえ、これまで多くの自動車メーカのCMにも使われました。
通行料がかからないため、運転が好きな人には、何度でも走りたくなる場所です。


第3位【九州】長崎県針尾送信所


SFアニメの秘密基地のようにも見えるこの場所は、1922年に旧日本海軍によって建造された無線送信所です。
それぞれ130mを超える高さの3つの電波塔は、国の重要文化財にも指定されています。現地での見学も可能ですが、少し離れた場所からは、3つの塔が並び立つ姿も見られます。
針尾送信所を眺望するスポットならば、車で5分ほどの場所にある西海公園がおすすめです。この公園は新西海橋の遊歩道に繋がっており、桁下の歩道からは大きな渦潮も楽しめます。
- 住所:長崎県佐世保市針尾中町(GoogleMap)
- レンタカーの営業所がある最寄りの公共交通機関: JR佐世保駅(現地まで車で30分ほど)
- 駐車場:あり
- 周辺の観光スポット:
- ハウステンボス(車で15分ほど)
- 九十九島パールシーリゾート(車で30分ほど)


第2位【東海】静岡県 奥大井湖上駅(大井川鐵道)


山々に囲まれた湖の真ん中に浮かんでいるような島、その島の上にある駅が奥大井湖上駅です。
観光客も少なく、霧が立ち込める朝夕には幻想的な雰囲気につつまれます。ここはCOOL JAPAN AWARD 2019を受賞したほどの日本有数の絶景スポットです。奥大井湖上駅から車で3分ほど北に進んだ接岨峡温泉駅の近くには、日帰り入浴もできる「森林露天風呂」という温泉施設もあります。
いずれも大井川鐵道の駅で、JRなどの主要な鉄道会社と直接接続していないため、車で行くのがおすすめです。
- 住所:静岡県榛原郡川根本町犬間(GoogleMap)
- レンタカーの営業所がある最寄りの公共交通機関:JR静岡駅(現地まで車で1時間30分ほど)
- 駐車場:あり
- 周辺の観光スポット:
- 寸又峡夢のつり橋(車で30分ほど)
- SLが運行している大井川鐵道川根温泉笹間渡駅(車で45分ほど)


第1位【北海道】知床半島 羅臼町


羅臼(らうす)町は北海道の東端の知床半島にある人口4,000人ほどの小さな町です。
知床半島はユネスコの世界自然遺産に登録されるほど自然豊かな場所であるので、野生動物や手つかずの自然に出会いたい人は羅臼町を基点にしましょう。
羅臼町からは、さまざまなクルーズツアーの船が出港しています。そのなかでも船上からクジラやシャチ、オジロワシやオオワシなどの野生動物が見学できるツアーがおすすめです。
著者もクルーズツアーに参加して、クジラやシャチの姿を直接見ました。ここは一度行くと、何度でも再び行きたくなるような場所です。
メリットばかりではない!旅行でレンタカーを利用する際の4つの注意点


レンタカーでの慣れない土地での運転は、いつもと勝手が違うため、細心の注意を払っていても失敗してしまう恐れがあります。
ここでは著者が旅先でレンタカーを利用するとき、特に気をつけている4つのポイントを紹介しますので、読者の皆さんも注意してください。
注意点1:追加料金が求められる場合がある


時間に遅れての返却・給油不足・車内の汚れなどがあれば、レンタカーを返すときに、追加料金を請求されるケースがあるので気をつけましょう。
返却時間に遅れる場合には、レンタカー会社の営業所へ事前連絡をしなければなりません。連絡がなければ、追加料金に加えて違約金も請求されます。
また給油確認のため、返却時には領収書(満タン証明書)の提出が求められる場合も少なくありません。レンタカー会社で補充するガソリン代は、通常の給油よりも高い金額になりがちなので、出発する段階で営業所周辺のガソリンスタンドを確認しておきましょう。
禁煙車での喫煙、あるいは許可なくペットを同乗させるとクリーニング代がかかるときもあります。このため喫煙者やペットと旅行する方は、前もってレンタカー会社のスタッフに確認を取っておきましょう。
注意点2:レンタカーの予約はお早めに


レンタカーの予約は早めに入れなければ、車が確保できないときもあります。連休や観光シーズン、もしくは目的地で特別なイベントがあるときには、レンタカーの予約が取りにくくなるので注意してください。
レンタカーの予約は、一般的に出発日の2〜3ヶ月前から受け付けが始まりますが、大手レンタカー会社なら半年前から予約できるケースも少なくありません。車が確保できなければ、計画自体の見直しも必要になります。
旅行計画を立てる際にレンタカー会社も同時に探す


旅行プランを考えながら、目的地近くの空港・駅、あるいは宿泊先周辺にレンタカー会社の営業所がないかも調べましょう。空港や新幹線が停車する大型駅や観光地の近くには、必ず営業所があるものです。どうしても見当たらない場合には、宿泊予定のホテルのフロントに問い合わせをしてみましょう。もしホテルの近く、あるいはホテルまでの途中に営業所がなければ、宿泊先や旅行ルートの変更も考えなければなりません。
希望条件や優先順位は予約を入れる前に決めておく


どんなに早く予約を入れても、自分の希望をすべて満たすレンタカーがないかもしれません。そのような場合に備えて、自分の希望を整理して、優先順位をつけておきましょう。そのうえでレンタカー会社に確認した方が無難です。
下記の内容を参考に、自分の希望や優先順位をまとめておきましょう。
- 利用日時:借りる日時と返却日時
- 営業所の情報:正確な場所や営業時間
- 希望車種:小型車、SUVなど(人数や荷物量、走行ルートや予算などを踏まえて検討)
- オプションの有無:ETC・カーナビ・ドライブレコーダー・チャイルドシートなど
- 補償内容:基本的な補償内容のほか、有償の追加補償の内容・金額、免責額なども確認
- 乗り捨ての可否:返却対象店舗や料金なども確認
- その他:喫煙者or禁煙車、ペット同乗の可否、など
注意点3:レンタカーを受け取る際に忘れてはならないもの


レンタカーを借りる当日には、以下の物を持って営業所に行かなければなりません。旅行の準備段階で、必ず荷物に入れておきましょう。
- 運転免許証
- 支払い用のクレジットカード(現金での支払いに対応していない営業所も多いため)
- ETCカード
上記①がマイナ免許証の場合には、「マイナ免許証読み取り用アプリ」がダウンロードされているスマートフォンも必要になります。営業所でレンタカーを受け取る際には、店舗スタッフにアプリを使って免許証情報を提示しなければならないからです。小さなことですが、当日営業所で慌てないように、事前にアプリをダウンロードしておきましょう。
注意点4:冬の北国旅行ならではのリスクに注意


雪道では、普段の運転感覚がそのまま通用しません。冬の北国へ旅行するならば、4WDでスタッドレスタイヤが装着されている車を借りるようにしましょう。四輪すべてに力が伝わる4WDの車にスタッドレスタイヤを装着していれば、雪道や凍結路での発進・登坂能力が高まるうえ、走行時のスリップも抑えられます。
北国では市街地を離れるとガソリンスタンドが少なくなる地域も多いため、こまめな給油に心がけましょう。Googleマップ上にあるガソリンスタンドでも、地方に行くと冬の間は閉店している店舗も少なくありません。
雪深い山中や北海道の原野などでガソリンが無くなれば、遭難してしまう危険性もあります。JAFを呼びたくても、自分のいる場所の近くに目印になるようなものも少なく、携帯電話も繋がらない場所もあるからです。冬にこのような場所を運転する場合は、ガソリンスタンドを見つければ、タンクに余裕があっても必ず給油するように心がけた方が無難です。
レンタカーの旅行でメリットが多いクレジットカードを使いましょう!


一般的にレンタカーの利用料金はクレジットカードでの支払いが求められるため、おトクに利用できるカードで支払いましょう。三井住友カードで支払えば、オリックスレンタカーで最大15%の優待割引が受けられます。
さらに国内で最も店舗数が多いENEOSで給油するときも、このカードはおすすめです。給油代をカードのポイント(Vポイント)で支払えるだけでなく、ポイントも貯められます。
「レンタカー+クレジットカード」の最適な組み合わせは、必ずあなたの旅をより良くするでしょう。
別記事に、自動車を使って旅行をするうえで便利にアプリを紹介しています。ご興味のある方は、こちらもご覧ください。



